2018年10月

2018年10月27日

先日のスモーキングコレクションにて出展されていたRAWブランドの新製品が入荷しました。

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●RAW ORGANIC GREEN ¥1070-/30g

RAWオーガニック・グリーンはブラジル南部のサンタクルズとブルメナウの有機栽培農場で栽培されたバージニア葉をブレンドしてあります。通常よりも栽培期間を長く設定してより熟成してから収穫してあります。農業的な詳しい説明をすると、光合成により硝酸態窒素がアミノ酸へと変化します。タバコは葉を大きく育てる植物なので窒素分を沢山供給します。そうすると、濃い緑色の葉色になるのですが、栽培期間を長く設定することによって硝酸態窒素を分解して黄緑色の葉色に変化していきます。
そこで収穫することにより、硝酸態窒素の残留が少なくなり『苦味・渋み』が軽減されます。

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これは食用の野菜でも同じ事が言えます。
化成肥料で育てられた野菜は硝酸態窒素を多く残留しています。葉色を濃くすると見栄えも良いのです。残った硝酸態窒素は苦味や渋みを持っています。乳児の場合ブルーベイビー症候群という窒素中毒になりやすいので注意が必要です。(参考http://www.lohas-design.jp/sand/cat10/post-2.html) 対策としては、硝酸態窒素は水溶性ですので、茹でることにより水中へ移行します。煮ると渋みが弱まるのはこのためです。また、化成肥料を使う農業では、植物が吸える能力よりもより多い肥料を供給しています。化成肥料は硝酸態窒素、有機肥料は亜硝酸態窒素です。なので、溢れた肥料は地下水へと流入します。近年、この地下水の窒素汚染が問題になってきています。過剰な化成肥料を栽培条件に指定して、その決まりを守って栽培した野菜しか買い取ってくれない企業や地域ブランドが存在します。むしろ日本の有名果物やブランド野菜は殆どがこれに当てはまってしまいます。さすが中国と並ぶ農薬使用量世界トップに並ぶだけの事はありますね。まあ、良くないと思いますけど。

と、まあ、タバコの世界でも硝酸態窒素の少ないブランドが出てきてくれたことは、とても素晴らしいことだと思います。まだまだ認知度の低い硝酸態窒素問題ですが、当店といたしましては当然前向きに販売させていただきますよ。

しばらくはおススメタバコはこの『RAW オーガニックグリーン』でいこうかと思っております。

喫味は糖分がやや少なく、喉越しも柔らかいです。硝酸態窒素が渋み成分だったのがよくわかります。渋みが少なくなっているので、後味もよく嫌な感じが残りません。

もちろん、保湿剤としてプロピレングリコールも添加されていないので、喉に当たる刺激も少ないです。ニコチンも強い方ではないので、ブレンドのベースとしても最高だと思います。

乾燥方法は伝統的な納屋での乾燥になっています。その後、手作業で葉脈を取り除き出荷されます。葉脈の混入は約15%以下に抑えられているようです。

当店では当然ですが、無添加タバコになりますのでボベダ 72%ヒュミディパックなどを使い、加湿管理してから喫煙していただけると、より美味しく喫煙していただけます。

種屋とタバコ屋の顔を見せれる良い商品ですね。
うれしくなっちゃいます。

是非ご喫煙していただきたい逸品です。
暫くは、サンプルがございますので、試喫したい方は店主までお気軽にお声かけください。

では、よろしくお願いいたします。

長文でしたが最後までお読みいただきありがとうございました


2018年10月10日

こんにちは。
秋蒔きの種を蒔くのに忙しい店主です。
去年は大根白菜が上手くできなかったので、今年は少し条件を変えて実験です。

さて、表題でも申し上げたとおり、湿度が下がってきました。


現在の愛知県豊川市の湿度は59%。

煙草葉を持つと少しカラッとした手応えになっています。

通常煙草に混ぜられている保湿剤兼防カビ剤としてプロピレングリコールやスクラロースなどの化学物質が無添加煙草には入っていません。

プロピレングリコールやスクラロースは空気中の水分を集める役割も持っている(保湿ティッシュなどに使われています)のですが、薬剤にその機能を任せないので、使用者自ら湿度管理する必要があります。

慣れてしまえばどうってこと無いのですが、やはり最初はうまくできない事があります。

そんなときはこれ。

●Boveda ヒュミディパック 72% ¥200-

無添加煙草では通常72%のヒュミディパックが使われます。(プロピレングリコール入りのタバコの場合69%のヒュミディパックを使うこともあるそうです)

このヒュミドールの良いところは、湿度が低い場合は72%になるまで放出し、湿度が多すぎる場合は吸ってくれるところです。
要はメンテナンスフリーになることですね。

空気中の湿度にもよるのですが、凡そ2ヶ月間効果を発揮してくれます。(個人差があります)

最近、実験として色々な湿度で喫煙してみてるのですが、75%を越えると葉が柔らかく巻きやすいのですが、喉越しキック感が減退します。
逆に65%以下になると、カサカサしてきて湿度が下がる程、葉が破れて砕けてしまいます。葉もまとまりにくくなり巻きにくくまります。

甘さの表現も湿度が影響しています。
バージニア葉などの甘みの強い品種ですと、よりわかりやすいです。
69%〜72%が特に甘さが引き立つ湿度になっています。

甘さといえば、口の渇き具合も甘さに影響がある事をご存知ですか?
飲み物を飲みながら煙草を吸うと、美味しく感じるのはこの為です。

舌の甘さセンサーの感度を維持する為のメンテナンスですね。

煙草と肉体の両方をベストな状態に保ってこその美味しい喫煙ができます。

どちらが欠けてもベストではなくなってしまうので、品質管理と体調管理は必須ですね。
(※体調に合わせて、タールやニコチンをコントロールする事で、今の体調の中でのベストに仕上げることもできます。その話はまた今度。今回の話は一番ベストな状態の喫煙です。)

以上の点が、私が喫煙するために気をつけていることです。
面倒くさいと思う方もいるかもしれませんが、慣れてしまえばライフワークの一部なので、自動運転で活動できます。

より美味しく

この点を高めて喫煙するために楽しんでやってます。

楽しむ事が大切なのです。


大気の湿度が下がってきたので、無添加煙草を喫煙してる方はご注意くださいませ。カビの心配は無くなりますが、ウッカリ怠ると、からい煙草になってしまいます。適切な管理をして美味しく煙草を吸いましょう。

いつもありがとうございます。



喫煙者は各地域の決まりを守って、マナー良くご喫煙ください。ポイ捨てや歩きタバコは良くないです。



お米にも新米・古米がある様に、珈琲豆にも新豆(ニュークロップ)・古豆(オールドクロップ)があります。

ニュークロップはオールドクロップに比べて香りや味などで力強さを持っており、スペシャルティコーヒーとしてとても人気が高い珈琲豆です。


通常、市場に出回るのが、収穫しその年の年末から年明けになる『ブラジル産』コーヒーを新鮮な状態でどこよりも早くお届けいたします。

味の特徴は香り高いチョコレートフレーバー。冷めるに従い増す甘みと良質の酸味、そして雑味のないクリアな後味をお楽しみ頂けます。

単一農園で栽培された珈琲豆のため、バラツキが少ないです。野菜でも安心安全な顔の見える野菜が売っていますが、これも『顔の見える珈琲豆』です。

【農園情報】
生産者:アントニオ・ジョゼ・デ・カストロ
地域地区:ブラジル・ミナスジェライス州 パトロシーニョ市
農園名:ドゥアスポンチス農園
標高:1000m
品種:ムンドノーボ
年間降水量:1600mm
平均気温:23℃
開花時期:9月上旬〜10月上旬
収穫時期:6月上旬〜8月下旬
乾燥方法:ウィンドライ(風干し)
収穫方法:完熟手摘み

この豆は何と言っても豊かなフレーバーと甘味が特徴です。手摘み完熟豆の基本はWin'dryです。乾燥工程における化学的に起こるダメージなのど心配が少なく、ウォッシュ独特の発酵臭もしません。また低温で乾燥を行うことによりフレーバーが豊かなコーヒーできるとのデータが多く出ております。


新豆は鮮度が大切なお豆なので、興味のある方はできるだけお早めにご来店ください。新鮮な豆を新鮮な焙煎状態でお客様にお渡ししております。

当店は、お客様から注文を承ってから焙煎する「注文焙煎」で、珈琲豆を販売しております。
店頭には焙煎済みの珈琲豆は置いてありませんので、お急ぎの際にはお電話でご注文頂いてからご来店していただけると、スムースにお渡しできます。
お時間はおよそ40分位かかります。

摘みたて新鮮な珈琲豆を是非お試しください。

いつもありがとうございます。